宅配買取ブログ

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ホットロッド HOTROD フォード FORD デュース クーペ

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アメリカン」と言えばコーヒーでは薄かったり、フットボールでは防具付き
だったりですが、車では一番連想される形はどんなのでしょうか?

やはり映画「アメリカン・グラフィティ」でクルーズしている豊かな時代の優
雅な車でしょうが、'50sばかりではなくその映画の主人公的な車は「アメリ
カン」として外せない存在でしょう。


フォード・モデルB、通称デュースです。
1932年、前モデルであるフォード・モデルAの後継として、より豪華で美
しく、そしてパワフルさを望まれて誕生しました。

デュース(Deuce)はA(エース)の次の意味でトランプで使われたりし
ますので、そんな意味での愛称です。

バリエーションは豊富で、5ウインドウ・クーペ、3ウインドウ・クーペを筆
頭に、カブリオレパネルバンステーションワゴンまで用意されていました。

豪華な装備は「ベビー・リンカーン」とも称され、フラットヘッドのV8をフ
ォードで初めて搭載。
しかも値段はリーズナブルな範囲に留めたという、それだけでも傑作で貴重な
存在ですが、デュースの人気の高さは特別なカテゴリーでの話がメインです。

そう!ホットロッドのベースとしてです!!!
アメリカではやはりダントツで一番人気。


続く28、29モデルA、さらに続く30、31モデルAや33、34モデル
Cを大きく引き離した桁違いの人気は、既に40年代には確立され、今日まで
続いています。

人気の秘密はまず、それ以前のモデルよりもフレームの剛性が非常に高く優れ
ている事。そして、以降のモデルからはフェンダーの取り外しが容易ではない
構造に変わった事など。

やはりトドメは、秀逸なデザイン。
フェンダーのラインも優雅であり、フェンダーレスではそのシンプルな美しさ
が引き立ちます。


そう、ロッダー達には何の疑問もない、ロッドの中のロッド、最高の素材がデ
ュースなのです。

部品の供給も過激で、リプロのボディから、強化された500馬力にも耐えう
るフレームまで、何でもアリで1から車が造れます。
(事実、フォードの販売した台数の記録より現在の台数の方が多いのです?!)

エンジンもシボレーV8が載ることが多いカスタムの内容は好みにより様々。
良くあるのは車高を変え、ルーフをチョップしたりエンジンフードレスにした
りヘッドライトの位置を変えたり。
ピカピカの太いホイール+タイヤも多く、この辺りが映画のアノ仕様です。

装備もAC、PS、PWは当たり前で、パワーシートや最新テクノロジーのV
8+オートマの組み合わせもあったりします!

色はアメリカンらしくポップな色にしたり、白や黒にしてみたり、ファイヤー
パターンやスキャロップペイント、ピンストライプが入ったり・・・

スーパーチャージャーやニトロ搭載など駐車しているところを見るだけで楽し
いモノも多いです。

このレストアやカスタムは、「本場アメリカで」、なら幾分は安く上がりそうで
すが、それでも本気モードのおじさん達の突っ込み方は半端ではありません・・・

まあ、ストリートロッダー、ローライダー、スポコン、ドラッグレーサー、
いずれの分野も本気にお金をかければ上限知らずなのですが・・・


車好きなら一度は憧れる内容ではあっても、日本では入手が困難な傾向